13日目(1月27日 金)


アデレードヒルズ → ポートランド
(下線文字をクリックするとその説明、写真をクリックすると大きな写真に変ります)



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今日は久しぶり
早く目が覚めました

窓の外を見るとまさに
朝日が昇ってくるところでした

暫くの間息を殺し
荘厳な朝の情景を一人眺めました



暫くすると主人が目を覚ましました

洋服を着替え朝食を食べに
レストランへと向かいました


朝食後ホテルの庭を散歩し
部屋に戻りました

出発準備は何時もの様に私一人

荷物を詰め込んでいると
隣でテレビを見ていた主人
すごい火事の映像を
放映していると言います

火事はこの近くのようだと言うのですが
私は荷造りするのに必死で
主人のをまともに聞いていません


出発準備が整い
10時過ぎチェックアウト



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今日はグランピアンズ国立公園内の
ホテルを予約しています

公園には野生動物が数多く生息していて
それらの動物を見つけるのを楽しみで
この場所に宿泊を決めました

ホテルから東方面へ向け出発
辺りには牧草地が広がっています



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途中の給油所で水を購入

1月のオーストラリアは暑く
ドライブには欠かせません



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公園に近づいてきました

どうも街道沿いの木がです
何となく焦げているように見えます



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ウエスタンハイゥエイから
ストゥウェルで右折

国立公園の森の中
入っていきました

やはり様子がおかしい
辺り一面木々が焼け焦げています



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を見てもを見ても
葉は焼けたのかありません

木の下の方は真っ黒になっています

此処で初めて今朝のニュース
この場所だと判りました



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森の奥に進むに従い
木はもっと焼けています

かなり不安になってきました
ホテルは大丈夫でしょうか



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ホテルの所在地
ホールズギャップに近づくと
向こうの方で上がっています

これはかなり深刻な状況です



ホテルのある場所に着く
あちこちから煙が上がり
所々でくすぶっています

消防車も10台以上
パトカーも数台停まっています

どうやらこの辺り
やっと火事が収束した模様

車を停めてホテルに行くと
建物は半分焼け落ち
まだくすぶっています

今日はここででの宿泊は無理
今から今夜の宿を探さねばなりません

いったい何処行けばよいのか

此処から近い場所はバララット
もしくはポートフェアリー

バララットは此処から
ポートフェアリーは南

どちらも此処から
200キロ前後離れています

次の日の予定地に近い
ポートフェアリーへ行く事に


行き先が決まれば即出発
ポートフェアリーへ直行

途中B&Bの看板を見つけたのですが
脇道に入った所にあるようです

宿まで近いのか遠いのか判りません

そこが満室ならまたこの道まで
引き返さねばなりません

そうなると時間の無駄なので
迷わずポートフェアリーに行きます


ポートフェアリーに到着
時刻はもう7時半近く

宿を探すもいずれの宿も満室
どこにも空き室がありません

空室を探し町の端から端まで
何度もぐるぐる回りました

しかしどこにも見つかりません

あの火事から避難して来たのか
町中に人が溢れています


もう時計は9時近く

これ以上探しても無駄
諦めて隣の町まで行く事に

隣町で近いのはポートランド
この町から100キロ離れています

行くと決めたら即行動
しかし夕食を摂っておかないと
100キロ先の町までお腹がもちません

街道沿いのレストランで
食事をする事にしました

中に入ると溢れかえっています

やはりあの火事の影響のようです


取り敢えずお腹を満たし
辺りが薄暗くなった中
一路ポートランドへと向かいます

町外れに差し掛かると
道幅が急に細くなり
人家もなくなりました

日もとっぷり暮れ
すっかり暗くなりましたが
街灯が全くありません


漆黒の暗闇の中
ヘッドライトの明かりを頼り
ただただ無心に走ります

速度もあまり出せず全く心細い限りです


車内に家畜の匂いが漂いますが
真っ暗でどの辺りを走っているのか
全く判りません

ふとフロントガラスのを見ると
キラキラ輝いています

星を見て萎えそうな心を慰めようと
車を停め外に出ました


見上げるとなんと
物凄い星の数

空一面キラキラと輝いています

こんな美しい星を見たのは
去年のニュージーランド以来二度目です

二人とも言葉もなく
星に見入ってしまいました


少し得をしたような気持ちになり
不安だった気持ちも和らぎました

時刻はもう直ぐ12時です


向こうの方に町の明かりが。。
ポートランドの町です

目的地が近いと思うだけで
不思議と元気がでました



クリックで拡大します 町の中に入る手前
モーテルの看板がに入りました

車を降りフロントの建物へ入ると
風呂上りのガウンを着た女性
カウンター前に座っていました

空き室があるか聞くとあるとの事

やっと眠られる宿が見つかりました

地獄で仏を実感した瞬間です



今日は予定外の大変な思いをし
走行距離も860キロ
伸びてしまいました


疲れ果て部屋に入るなり
ベッドにもぐりこみました


明日はグレートオーシャンロード
幾つかのビュースポットを見た後
プリンスタウンまで行きます



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