3日目(7月14日)


バナラシーよりカジュラホまで


早朝の沐浴

まだ太陽も出ない早朝4時前からなにやら凄い音が外から聞こえ
驚いて目が覚めました

慌てて服を着て外に飛び出し
真っ暗な中ダシャーシュワメード ガートまで歩いて出かけました

ガートに集まった人々

既に多くの人が集まっています


ここだけ薄暗い電球の明かりが点き
大変な人ごみです

この寒い中裸になり
次々と河の中に入っていきます
沐浴しているのを見ると
こちらの方が震えそうでした

沐浴する人々


ガートの物売り

沐浴の為の花を売る人々も大勢います

観光客目当ての物売りもしつこく後をつけてきます

来る途中毛布に包まって身動きしない人がいました
帰るとき見ても同じ形でそのままです

ひょっとしたら死んでいるのかもしれないと
此処だからそんな考えも自然と浮かんできました

動かない人々


ホテルの屋上から見た夜明けのガンジス河

ホテルに戻り屋上で夜明けを待ちましたが
今日はお日様が顔を出しませんでした

朝食を済ませ 出発の時間まで
市場の散策に出かけました

日本の旅行雑誌に良心的でお買い得
紅茶専門店があると書かれてあります

探していると少年が日本語で声を掛けてきました
『何処行くの?此処へおいでよ』


市場の雑踏

ついつい受け答えをしながら何となくついていくと
ある店の前まで、、まさにその紅茶店です

旅行雑誌に書かれていた少年でした

少年の日本語につられて高いグリーンティーを買い
帰国後 飲んでみましたが美味しくありません

古くなり香りが飛んでしまっていました

よく考えると 貧しい人の多いこの町で
高い紅茶がそんなに売れるはずは無いですよね



カジュラホへ

市場の雑踏

出発の時間になりホテルの運転手が荷物を運んでくれ
車に乗り込みました

車は新しい日本のホンダでした
凄い人ごみの中 掻き分け掻き分け進みます

牛も人も一緒

機内食

空港まで送ってもらいチェックインも済ませ
昼12:20分出発です

40分ほどの飛行でカジュラホ到着です

こんな短時間でも食べ物が出ました
本当に頑張っている航空会社です

カジュラホ空港

あっという間に到着

荷物を受け取り外に出て
ホテルからの迎えの車に乗り込みます

田舎の道をガタガタ走り 村の中心を抜けその先に
今日のホテル

グランド・テンプル・ヴュー がありました


番人のいる大きな門をくぐり少し走ると入り口に到着
まだオープンしたての素敵なホテルです

従業員はよく教育されていて対応もスマートで気持ちよく
案内された館内はピカピカでエステルームもあります

部屋はすっきりまとめられ 明るく清潔
シャワーのみと言う点を除けば満点でした


寺院観光

東群の寺院

部屋で暫く落ち着き観光に出かけます

今日はどちらを先に見るか決めないまま
門を出て歩き出しました

西と東に寺院郡が分かれていて
今日はどちらか一ヶ所だけ
残りを明日見るつもりです

門を出て直ぐにバイクに乗った少年が
日本語で話しかけてきました

自分が案内すると言います
お金は取らない日本語の勉強をしたいから、、と


東群の寺院

最初知らぬ顔をしていましたが
ついついその言葉が上手く負けてしまいました

少年は私達の日程を聞いて
「今日はホテルから遠い東群を観光したほうがよい」と言います

西群はホテルからも直ぐです その案に乗りました

すると 遠いからリクシャを使ったほうが良いと
横にいるリクシャの男性を呼びます

まあ、この経験も良いかなあ、、と従う事に

しかし 裸足でリクシャを漕いでいるのが初老の男性
何だか申し訳ない気持ちがして乗っていて落ち着きません


寺院の彫刻 東の寺院群に着き自分達だけで観光しました

一つの寺院から出てきたとき
布一つ身にまとっていないの男性が現れ
その後を数名の人がついていきます

寺院の傍らに男性が座るとその周りに人々が取り囲み
なにやら熱心に話を聞いています

この男性は得度したお坊さんだったようです
黒光りしている裸を見ていやらしさを全く感じません


東群の寺院 ジャイナ教のお坊さんは
一生布を身にまとわないと後で知りました

牛の糞

村のあちこちに牛の糞を固めた
せんべいのようなものが干してありました
これが村人の燃料になるそうです


村の中 村を案内すると言われ付いて行きました

少年からインド人の生活などの話を聞き
カースト制度についてもよく判る事が出来ました

この村はカースト制の低い身分の人々の集まりで
かなり生活は大変だそうです

今年は大干ばつで水が無く村の井戸も干上がって
飲み水がない状態だと嘆いていました



小学校の生徒と一緒に 少年が通った小学校へ行くかと聞かれ出かけました

小さな門をくぐると狭い洞穴のような家があり
小さな庭で子供達が遊んでいました

ボランティアで教師をしているフランス人
案内してくれました

 その後寄付を頼まれ気持ちだけしましたが
記帳には残念ながら日本人の名前はありませんでした


日も傾き観光も満足するほど出来たのでホテルに帰る事にしました

ホテル近くでリクシャから降りて少年と運転手(?)にお礼をすると
『もっと欲しい』とねだられました

「お金は要らないといったでしょう」と言いつつ少年の熱心な案内に
やはりお礼を上乗せしてしまいました

最初から料金を言ってくれたほうが気持ちが良かったですね


寺院観光も終えて

ホテルに帰り夜西群の寺院の中でライトショーがあるというので見に出かけました
これは余り面白くなく見なくとも良かったと反省

見終わってホテルで食事をする事にしました

同じようにショーを見たドイツ人夫婦と二組だけ
遅い 夕食 です

明日は再びニューデリーに戻ります


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