9日目(7月20日 金)
グエタ → モレミ動物保護区のロッジ
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本日の行程地図
今日はモレミ動物保護区迄行く予定
走行距離は昨日より短いけれど
マウンの町を過ぎた頃より
道路がオフロードになり
到着まで時間がかなり掛かりそうです
今日は宿に到着後
サファリをする予定なので
どうしても3時前には着きたい
その為早目に出発する事にしました
先ず荷物を片付け
7時からの朝食の前に
全ての荷物を車に積み込みます

チェックアウトを済ませて
朝8時前に出発
朝早いため村人の姿も
まばらであまり見かけません

村の中心を抜けると直ぐ
前方にマウン方面へ通じる
A3道路が見えてきました
突き当りを左に曲がり
マウンを目指します

A3道路を西に向かい
一路マウンの町へ
走っていると右手方向に
何やら動物の影が
シマウマです

急ぐのは判っているのですが
写真を撮りたい衝動に負け
思わず車を停めてしまいました

暫く走りやすい道路でしたが
急に道が穴ぼこだらけに
前を走る車も穴を避ける為
右や左にハンドルを切り
まるで酔っぱらい運転のようです
穴がないように見えても
突然に穴が現れる為
慎重に走る必要があります
スピードを上げて走っていると
うっかり穴に入った時には
すごい振動だけではなく
車を破損する可能性もあります

マウンの町が近づくと
道は綺麗になり
走りやすくなってきました

マウンの少し手前に
ショッピングセンターがあります
此処で給油をしたついでに
ボツアナ紙幣を引き出しました

マウンの中心地を過ぎると
殆ど人家が無くなりました
いよいよこれからは休憩せず
動物保護区に向け走ります

町を過ぎると道は
オフロードに変わりました
道は砂道でスリップしやすく
スピードは出せません

殆ど車は走っていませんが
たまに対向車が来ると
砂煙で前が見えません

進むにつれ道は
どんどん狭くなってきます

走る事2時間
やっとモレミ国立公園の
南ゲートが見えてきました
国立公園の入園料を支払う為
管理事務所へ入りました
中には一人の女性が
座っていました
私たちの車を見るなり
この車ではこれより奥に
行く事は出来ないと言いました
でもこの車は4WDだというと
この車は車高が低すぎるとの事
ここから先の道は起伏が深すぎて
この車で走るのは無理だから
ここから引き返しマウンの空港の
レンタカー会社で車高の高い車を
借り替えるようにと言われました
しかし引き返して車を借り替え
再び此処まで来るのに
少なくとも5~6時間かかり
更に宿迄は1時間以上かかる為
宿に着くのは夜になります
どうすればよいのか悩んでいると
彼女が宿に電話をしてくれました
宿の話では別の道があり
その道だと車高の低い車でも
宿に来る事は出来るとの事
ところがその道だと
此処から5時間ほどかかるので
日没迄には着きません
夜間走行は禁止されている為
その方法も無理があります
もう宿に行くことは無理なんだと
諦めかけていた時
彼女が再び宿に電話をしてくれました
すると宿の車で
迎えに行く事は可能だけど
有料だけれどどうするかと
聞いてきました
この際有料であっても
確実に宿に行けるなら
こんな素晴らしい事はありません
即答でOKを出しました
これで何とか宿に行けます
もう難題は全て解消したと思い
ほっとしていたけれど
まだハプニングがありました
迎えの車が来るまでの間に
管理事務所近くのスペースに
乗ってきた車を駐車しました
何か盗まれると困るので
食べ物以外は持っていきます
車は毎日見張っておくよと
彼女が言ってくれました

電話をしてから1時間半
やっと迎えの車がやってきました
既に時刻は3時を過ぎています

荷物を積み込み出発
と思ったら車が動きません
エンジンがかからないのです
いろいろ調べた結果どうやら
バッテリー上がりのようです

丁度公園から人々が帰って来る時刻
数人の人達に助けられ
エンジンは動きだしました

車が動き3時半にやっと出発
出発前冷たい水とおやつの
ジャーキーとナッツを頂き
それらを食べながら宿へ

今まで走ってきた道と
この道の状態は
余り変わりません
これなら私達の車でも
大丈夫じゃないかと思いました

もう少し先へ行くと
深く掘れた道が現れました
それでもこの位なら
私達の車でも十分走れます
大げさに言われただけだと
思っていました
ところがその後道は
どんどんひどい状態になりました
道の起伏が大きく物凄い状態です
深い所では3メートル以上
削られているのです
恐らく地面が砂地の為
雨季の時地面が緩み車が走ると
地面がどんどん削られるのでしょう
想像を絶する状態
今まで経験した事のない道です
写真を撮るゆとりは
全くありません
体が放り出されないよう
しっかり車につかまっているだけ

1時間以上走り
やっと北ゲートに到着
宿まではもう少しで到着

クワイ川の細い橋を渡ります
この辺りから周辺は
オカバンゴ湿地帯になります

ガタガタ道を1時間半かけ
やっとロッジ到着

ロビーでジュースを頂き
やっとほっとしました
まだ少し時間があるので
サファリに参加しますかとの事
勿論参加します

ロッジの説明を受けた後
荷物を置きに一旦部屋へ
その後すぐにロビーに戻り
用意された車に乗り込みました

ロッジはクワイと言う名の
小さな村の端にあります

広い大自然の中に
転々と人家が建っています

人家を過ぎると直ぐ
木々の茂みが広がる場所に
茂みの中に何かいます
1匹のクドゥです

此処にも大きなクドゥが
1匹ゆっくり歩いています

こちらはウォーターバック

突然広場に出ると
シマウマの集団がいます
此処で先に出発した2人と合流し
4人でサファリを続けます

またまたシマウマです
そろそろ日が沈む頃
この時間帯から
ヒョウが現れるとの事で
ガイド兼運転手は必死になって
探してくれました
しかし残念ながら
ヒョウは見つけられませんでした

ロッジに帰りシャワーを浴び
7時半夕食を食べに行きます
宿泊者全員でテーブルを囲み
お喋りをしながらの食事です
今日ここに来るまでのハプニングを
宿泊者全員が知っていて
その中の一人の男性がこれから先の
私達の予定を聞いてきました
次はセントラルカラハリだと言うと
そこもここと同じ位の道路状況なので
私達の借りた車では無理だと言います
彼は家族5人で旅行中で
ここに来る前にセントラルカラハリを
ドライブしたので
よく判っているとの事です
そして彼はマウンの空港にある
レンタカー会社で車を借り換える方が
良いとアドバイスをくれました
一緒に食事をしていた
ロッジの女性主任もうなずいて
彼の言葉に賛成しています
どうやらその方法しかなさそうです
女性主任によると
ボツアナでは国立公園内は
道路の整備はしないで
自然に任せる方針だそうです
もし別の車が借りられるならば
そうすると言う事にして
ひとまずその話を終えました
食事が終わり
渡された湯たんぽを抱き
スタッフと一緒に自分達のテントへ
夜は動物がテントの傍まで来る為
一人歩きは危険だそうです
明日は朝と午後の2度
ゲームサファリを楽しみます