10日目(7月21日 土)
モレミ動物保護区のロッジ滞在
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今日は午前と午後の二回
サファリゲームを楽しみます
朝食後直ぐ出発できるよう
持っていく物を準備しました
午前6時半朝食の時間に
メインテントへ出向きました
まだ暗い中スタッフは
朝食の準備をしていました
震える位寒いけれど
宿泊者全員で焚火を囲み
和やかな朝食です
朝食を食べていると
スタッフが左方向を指さし
像がいると教えてくれました
確かに像が2頭
ロッジの前にいます
親子の像でしょうか
暫くその姿を眺めていました
暫くすると湿原の向こうの
藪の中に消えていきました
朝食を終え
昨日のサファリで同乗した
男性2人組と4人で
ガイド兼運転手の車に乗り込み
朝のサファリに出かけます
小さな集落を抜け
動物がいる場所へ
いました いました
たくさんのインパラが
無心で草を食んでいます
クルーガー国立公園内でも
数多くいた動物ですが
ここにも多くいます
こちらはインパラでは
なさそうです
しかしどれを見ても
同じに見えてしまいます
この時急に車が
猛烈なスピードで走りだしました
揺れる 揺れる
暫く猛スピードで走った後
車は急にゆっくりになりました
ガイドが1本の木の前で
車を停め
木の上の方を指さしました
ガイドが示す方向を
じっと見ましたが
朝日の輝きが邪魔をし
眩しくてよく見えません
逆光に目が慣れだしました
可愛いヒョウが
木の上で休んでいます
木とヒョウの色が似ていて
最初は全く判りませんでした
ガイドが無線で知らせると
たちまち多くの車が
ヒョウの周りにやってきました
ガイド同士で情報交換し
珍しい動物がいると
無線で知らせるようです
私達はヒョウに一番近いけれど
残念なことに朝日が邪魔をして
若干ヒョウの姿が見づらい
このヒョウは生後まだ
10か月ほどだそうです
動きも表情も変化するので
見ていて飽きません
ヒョウは殆どの時間
木の上で過ごすそうです
1時間以上もヒョウを堪能し
別の場所へと移動です
同乗の男性達によると
昨日はヒョウを見られなかったとの事
ヒョウが見られるのは
1週間の内3日位だそうです
彼らは今日帰国予定だったので
最後にヒョウに会えて
よかったと言っていました
草の多く茂る広場に出ると
数頭のキリンが
木の葉を食べていました
高い木のある場所では
かなりの確率で
キリンを見つけることが出来ます
向こうの方にも1頭
ぽつんとキリンがいました
草原の広い空間に車を停め
朝のおやつタイム
現在の気温は10度を下回り
暖かい飲み物が有り難い
彼らはオランダからやってきて
昼前の飛行機で帰るそうです
休憩を終えサファリ開始
走り出して直ぐリカオン発見
リカオンは家畜を襲う為
村人らに大量に殺され
今や絶滅危惧種だそうです
私たちの車に気づいたのか
目を覚ましこちらを見ています
その内の1頭が
何処へやら行ってしまいました
その後公園内の小さな飛行場へ
だだっ広い場所に1本の
滑走路があるだけです
ここで彼らとお別れです
暫くすると
セスナがやってきました
マウンからの搭乗者が下り
彼らが乗り込みました
飛行機が飛び立ちサファリ開始
ここからは私達二人だけ
辺りはオカバンゴ湿地帯
湿原の美しい景色の中
多くのインパラがいました
手前の川の中には
よく見るとワニがいました
ワニは去年オーストラリアで
さんざん見た為感動が薄い
世界遺産の
この景色最高です
場所を変え湿地帯の中を
もう少しサファリします
途中シマウマの一群が
よく見るとシマウマの
群れの向こうに大きな
ウォーターバックがいました
この辺りは広い湿地帯
草の陰からカバが
見え隠れしています
その近くにワニが2匹います
広い流れの場所では
多くのカバが見られました
カバは怒らせると
大変狂暴になるそうです
近くで見るとやはり大きい
カバの水浴び
美しい水辺にカバの一群
大変静かでのどかな風景です
対岸の向こうから
2台の車がやってきました
車はどんどん近づいてきますが
カバは悠然として動じません
2台の車はカバの目の前で
停車しました
車と比較するとカバの大きさが
よく解かります
そろそろお昼
午前のサファリはこれで終了
一旦ロッジに帰ります
ロッジに帰ると既に
昼食の用意が出来ていました
昨日のメンバーの半数以上が帰り
残ったのは私達と
もう一組の夫婦のみ
2人のスタッフを交え
6人での食事
昼食後夕方のサファリ迄
休憩時間です
少し昼寝をした後
ロッジの展望デッキへ
ロッジの前の湿原に
数頭の像がいました
この近くの森には
像の巣があるそうです
インパラも結構います
長時間見ていても
不思議と飽きません
像の親子
小象は仕草が可愛いです
数えてみたところ
7頭確認できました
そろそろおやつの時間
メインロッジへと向かいます
メインロッジへ行くと
外から賑やかな声が
聞こえてきました
何事かと外に出ると
今日の宿泊客が到着した所
スタッフ全員で
踊りを交えてお出迎えです
私達は昨日ハプニングの為
残念な事に到着が遅れ
お出迎えはありませんでした
新しい宿泊客を交え
楽しくおやつタイム
数種類の食べ物と
好きな飲み物を頂きます
おやつタイムを終えて
夕方からのサファリ開始
此処のサファリは
船と車の2種類あります
船ばかりだと退屈だとの事で
最初はボートでその後車で
サファリを楽しむ事にします
先ずはボート
岸辺に着くと既に宿の
ボートが用意されていました
ボートに乗り込み
救命具を付け出発
ボートは音をたてず
ゆっくりと進みだしました
丁度今が睡蓮の季節
美しい花を咲かせています
辺りは時が止まったように静か
ボートを漕ぐ
櫓の音だけが聞こえます
ただただこの美しい景色と
静寂を楽しみます
突然スタッフが蓮の花で
器用にネックレスを作り
私にくれました
主人には蓮の葉っぱの帽子を
プレゼントしてくれました
波もほとんどなく
美しい景色が川面に映ります
木の上からフィッシュイーグルが
魚を狙っています
スタッフが前方を指さしました
茂みの向こうに何やら
動物の影が見えます
像の一群でした
川を渡ろうとしています
船を停めて見ていると
次から次へと像がやってきます
数えてみると11頭
長い行列でザブザブ音を立て
川を渡っていきます
夕方近くになったので
自分達の巣に戻っていく所でした
やっと川を渡り終えました
像の行列を見終え引き返す時
直ぐ近くで突然カバが顔を出しました
その距離2メートルもありません
襲ってくるかと内心ひやひやです
のんびりしたボートツアー終了
これらがスタッフが蓮で作った
ネックレスと帽子です
残念ながら
日本に持ち帰る事は出来ません
写真に写し残しておきます
此処から残りの時間は
車でのゲームサファリ
まず最初に見つけたのは
ハイエナでした
おやおや地面の穴から
子供が2匹出てきました
ハイエナは地面に穴を掘って
巣を作るようです
ハイエナとリカオンは
よく似ていますが
種族が違うそうです
ハイエナはハイエナ科
リカオンはイヌ科だそうです
穴から出てきた子供が
無心で母親の乳を飲んでいました
また別の場所に移動です
おや先程川渡りしていた
像の一群でしょうか
少し近づいてみてみました
暫く見ていたら像たちは
茂みの奥に行ってしまいました
太陽が傾きだしました
リカオンの群れを見つけました
草の向こうで何やら食べていますが
よく見えません
たくさんの子供が
何処からか出てきました
情報を聞きつけ
他のサファリカーも来ました
リカオンは絶滅危惧種
なかなか見つけられないようです
親子で
じゃれ合っているのでしょうか
突然親が子供を置いて
他の方向へ走り出しました
子供達は必死で
親の跡を追いかけます
と思ったらまた
子供たちが戻ってきました
先程親達が食べていた獲物を
食べに戻ったようです
子供達の食べている様子を
親がゆっくり見ています
夕日が輝き
辺りを赤く染めだしました
辺りが薄暗くなりだした頃
ガイドが車を方向転換しました
彼の直感が働き
もしかしたらと思ったようです
彼の直感は大当たり
今日2回目
ヒョウとの対面です
じっくり見ると
大変可愛い顔をしています
今回は太陽の光に邪魔されず
はっきりとヒョウが見られます
木の上で殆ど動かずに
じっとしています
無線情報を聞いて
数台の車がやってきました
その中の1台が近づいた途端
やおら立ち上がりました
騒々しいと思ったのか
どこかに行ってしまいました
そろそろ暗くなりだしました
ヒョウ>を2度も見て
満足な気分でロッジに帰ります
部屋に戻りシャワーを浴び
一息つき夕食に行きました
新しいメンバーとの
楽しい食事が始まりました
食事が終わりスタッフの主任から
明日のロッジまで行く手段の
情報を聞かされました
明日空港でレンタカーを借り変えて
次のロッジに向かうという案は
4WD車が全て出払い
車で行くことは無理と言う事です
残る手段は空港迄行き
セスナを利用する以外ないとの事
そしてチャーター便になる為運賃は
往復で30万程かかると言われました
驚きの値段ですがそれ以外に
次の宿に向かう手段は無いようです
はっきりした搭乗時刻は
明日わかると言う事で
この話は一応終え
自分達のテントに戻る事にします
予想外の出費に
かなりの動揺を抱えたまま
ベッドに潜り込みました