3日目(2月20日)
ホワイトホース滞在
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8時過ぎ目を覚まし外を見ると
ちらちら雪が降っています
向こう岸の山の景色は見えません
夜の天候が気になりました
晴れてくれればいいのですが
今日は12時半から
犬ぞりをする為に出かけます
迎えの時間になるまで
部屋でメールをしたり
オーロラ情報を見て過ごしました
この辺りは電波が弱いので
携帯電話も機種によっては
国際電話が繋がらないものが有りました
時間になり
送迎の車に乗り込みます
途中までホテルスタッフが運転する車で
途中から犬ぞりスタッフの
車に乗り換えました
車に揺られること一時間
やっと犬ぞりの場所に着きました
50頭ほどの犬が
寒空の中に繋がれていました
事務所に入ると各自に誓約書を手渡されました
どのような事故に遭っても
犬ぞり事務所は一切責任を負わないことを
承諾するサインを数か所書かされました
事細かな事にまでサインをさせられるので
よほど危険な遊びなのかと
不安になる人もあるでしょう
サインを終えた後
分厚く頑丈な上着と靴と手袋を貸し出されました
防寒具を身に着けた後
外に出てそりの使い方を指導されます
私達は二人乗りのそりを楽しむつもりでした
二人乗りのそりは大きいので
木にぶつける事が有るからと
その時の避け方なども教えられました
すると一緒に来たメンバーの中の女性が
そりの運転に恐れを抱きだしました
するとスタッフが一人乗りの方が簡単だから
一人乗りにしようと提案しました
ところがそれでもその人は不安だったようで
それよりもっと安全な方法は有るのかと聞き
結局スタッフが運転するそりにその女性が乗り
その主人は一人で運転する事になりました
私達はそれぞれ一人乗りのそりを
運転するはずでした
ところが私までもスタッフのそりに乗る事に
いつの間にか用意されてしまっていました
その時『私は運転するつもりだ』と言えばよかったのに
既に犬をそりに繋いで準備されてしまった為に
私の分の一人乗りを準備してほしいと
言うのが悪いと思ってしまい言えませんでした

スタッフに乗せられ
じっと座っているだけでは
何も面白くありません
やはりはっきり言うべきでした

自分で運転してこそ
犬ぞりの面白さが有るのです
じっと座っているだけでは
寒さと強い振動に耐え
道のあちこちに落ちている
犬の糞の匂いをまともに嗅いで
気分が悪くなるだけでした
一人でそりを運転した主人は大満足のようですが
私は後悔と不満だけが残る
犬ぞり体験となってしまいました

後悔ばかり残る犬ぞり体験から帰り
暫くするともう夕食の時間
今日は2名の日本人夫婦が帰り
新たに2名の日本人夫婦と
一人旅の日本人女性が加わりました

夕食を終え湖に出てみました
北の空にうっすらと
白いオーロラが見えるだけです
長時間粘ってみたものの
雲が無くなる気配が有りません
今日は精神的にも疲れたので
早々と眠る事にします
明日はオーロラを見られる最後のチャンス
もう一度グリーンのオーロラを
見る事が出来るでしょうか