3日目(7月13日 土)


ヴィーク近郊 より ホプン まで
(下線文字をクリックするとその説明、写真をクリックすると大きな写真に変ります)


今日の観光の一番メインは
ヨーロッパ最大の氷河
ヴィトナヨークトルの南に位置する
ヨークルスアゥルロゥン湖水陸両用車に乗り
氷河湖巡りをする事です

そしてガイドブックに記載されている
幾つかの観光地にも
時間が許せば立ち寄るつもりでいます

ホテルからホテルまでは
一号線を北東に150キロ程走るだけなので
どこにも立ち寄らなければ
3時間もあれば着くはずです

しかし観光地を幾つか巡る
それなりに時間がかかるので
今日も早めの出発にします



先ずは腹ごしらえ

昨日の夕食と同じレストラン
朝食を食べに出かけます

レストランにはもうすでに
多くのツアー客が食事をしていました


簡単に食事を済ませ
部屋に戻って荷物をまとめ
チェックアウトを済ませて
いざ出発



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一号線をただひたすら
北東方向へと走ります

どんよりとした空から
ぽつぽつとが降ってきました



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この辺りは一面
以前噴火して堆積したでおおわれ
その上にが生えています

あちこちにある小さな山
以前の噴火跡なのでしょう



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火山灰で覆われた大地
遥か向こうの海岸線まで
延々続いています

氷河の解けた水がこの火山灰大地の上を
に向かって流れていました

どこからどこまで川なのか
川幅がわかりません



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さらに1号線を走ります

この辺りは草が生え
ルピナスが群生しています



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辺り一面
紫の絨毯を敷き詰めたようで
うっとりするような景色です



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ルピナスの花畑を過ぎる
再び苔の台地が広がりました

地球の内部から噴火し
その後冷えて固まった小山も
あちこちに点在していました



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雨がひどくなってきました

広大な火山灰大地に出来た広い川
この雨で水量も増えているのでしょう

轟々とした流れです



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水源が近いのかこの辺りは
緑豊かで低い樹木も生えています

今まで殺風景な場所が多かったので
心癒される景色です



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ほっとしたのも束の間
またまた一面の溶岩台地



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溶岩の上が一面に苔むし
まるで宇宙にいるような気分



クリックで拡大します 1号線上のガソリンスタンド
トイレ休憩

一息入れたついで
ラーカギーカルへの道の
状態について尋ねました

ガイドブックによると
1783年〜の大噴火で
できたクレーター群があり
異様な光景が楽しめる
と書かれてあり興味が湧いたのです



店員に聞いたところかなりの悪路
川には橋がないのでく
川を突っ切って走らなければならないそうです

往復5時間
セダンでは無理がかもしれないけれど
4WDなら行けるとのことです

迷った
こういうことを想定して4WDを借りたので
チャレンジしてみることにしました



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1号線をそれて脇道に入ります

辺りには殆ど
人家は見当たりません

道路幅も狭くなりました



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一面の
景色は最高です

しかしはますます
ひどくなってきました



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草原の遥か彼方
先行く道路が見えました



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走り出して数分たった頃
道路は舗装がなくなりました

道幅も今までより
もっと狭くなりました



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道はどんどん悪くなり
車がすれ違うには
困<難なほど狭くなりました



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遥か向こう先に2台の車が見えます

こんなどしゃ降りに行くような
馬鹿な人間
私たちだけではなかった



クリックで拡大します 走り出して20分

第一関門が現れました

で普段より水量が多いのか
道路からも水が流れています

は結構深そうです
裸足になり川の深さを図りました

驚くほど冷たい
の先の感覚が麻痺しそうです



最深20数センチあります

私たちの車のマフラーの位置を見て
この深さだと大丈夫と判断しました

エンジンを吹かし
一気に川を渡りました



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第一関門は何とかクリア
再び草原台地の中を先に進みます

は降り続きやみそうにありません



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暫くして第二関門に突入

ここは前より川幅も広
かなり深そうです

水深は40〜60センチでしょうか



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突っ切るかどうか迷いながら
これから走る道の前方を見ると
道路にあふれた水や川が見えます

を走っていた車もじっとしたまま
先に行くことを躊躇しているようです

まだまだ大きな関門があるようです



ここまでで約50分
ここで目的地ま3分の1です

この雨の状態だと
行って帰るまでに
まだ5時間以上かかりそうです

無事に行って帰ったとしても
最終の氷河巡り観光は
到着が遅くなり出来ない可能性もあります

また川を渡りきれず
途中で車が動かなくなったとしたら。。

行きかう車が少ないので
そうそう助けてくれる人も
直ぐにはないと思ったのです



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さんざん悩んだ
諦めて引き返すことにしました

もしかしたら行けたかもと思う
後悔に似た気持ちが残ります



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未練を残しつつ
もと来た道を戻ります

雨の中無邪気に羊が草原で遊んでいました

こんな場所でも
人が住んでいるのには驚きです



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行く時には気付かなかったのですが
よく見ると大変な悪路です

舗装もなく瓦礫だらけ
おまけに車一台分の道幅しかない

余程の物好きしかこんな所には
やってこないのでしょう



時計を見ると時刻はもう1時前
国道1号線に出る前に
持参したサンドイッチでお昼にします

目的地に到着してから
食べるはずだったと思うと
少ししょっぱいサンドイッチでした



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お昼を食べ気を取り直し
国道一号線にはいり
北東方向に向かって走ります



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途中に美しい滝の姿が見え
ちょっと立ち寄ります



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絵になるような美しい流れ
近くに見る事が出来ました



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暫く走っているとまた
苔むした台地が現れました

ぽつんと突き出た小さな山は
以前起きた火山噴火の跡のようです



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今度は火山灰で覆われた
広大な大地が現れました

ここは苔むしていないので
最近噴火した跡のようです

遥か向こうまで続いています
かなり大規模
噴火があったのでしょう



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国道一号線もその時の噴火
灰に埋もれたのかもしれません

この道は新しく作られたようで
かなり走りやすいですが
路肩がなく道幅も狭いので
うっかり脇によると転げ落ちます



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車を停めあたりを見まわしました
見渡す限り一面の火山灰大地

所々申し訳程度に
が生えているだけです

寒々とした景色です



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再度目的地に向かい走っていると
何やら見えてきました

ヨーロッパ最大
ヴァトナヨークル氷河です



クリックで拡大します 氷河が観察できる
大きな駐車場がありました
車が数台停まっています

私たちも車を停め
景色を眺めることにします

氷河が2か所見えますが
今日はで雲が邪魔をしていますが
その後ろに広大な氷河
素晴らしい景色が見えるはずでした



クリックで拡大します 観光案内の立札がありました

1996年氷河の中にある火山が爆発
その熱で氷河の氷が溶け
近くの湖が決壊したそうです

そのため大洪水が起こり
民家ほどの大きさがあるような氷の塊
長さ880mの橋を破壊
国道一号線も寸断されたようです

この辺りの独特な景色
そんな歴史があったようです



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ヴァトナヨークル氷河を
もっと近くから見る為
スカフタフェットル国立公園へ向かいます

どんどん氷河が近づいてきました



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スカフタフェットル国立公園に到着

広大な駐車場に車が一杯
なかなか駐車できません

何とかスペースを見つけ
駐車することができました



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レストラン土産物店が併設された
観光案内所の建物の
氷河へと続く小道があります

氷河に向かって歩いている
数組の人達が見えました

私たちも氷河に向かって出発



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この辺りは緑豊か
歩くには気持ちの良い場所です

水が豊かなので
緑も多いのでしょうか



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景色が一変しました
草木のない殺風景な景色です

瓦礫だらけの中を
100メートルほど歩き
氷河の先まで行きます

後ろを振り向く
歩く速度の遅い主人が
トボトボ歩いていました



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やっと氷河の先端
見える場所に来ました

先端まではまだかなりの距離
歩かねばなりません



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余りの寒さに参ってしまい
氷河の前まで行くのは止め
もと来た道を駐車場まで引き返します

気温は5度を下回っています
小雨交じりでとにかく寒い



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寒さに震えながら
車に乗り込み出発

公園の入り口付近で
綺麗な氷河が見えました



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国道一号線に入り
氷河の南側を回る形で
美しい景色を見ながら走ります



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道は氷河から暫く外れ
海岸近くを走ります

この辺りもまだ大噴火
影響が残っているようで
小さな草が生えているだけ



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再びヴァトナヨークル氷河
見えてきました

これだけ走ったのに
まだ氷河の南端です

如何にこの氷河が大きいか。。



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観光ポイントを示す道路標識を見つけ
脇道に入ってみます

恐らく美しい氷河の景色を
見る事が出来るのでしょう

ここからはオフロードですが
段差もなく走りやすい道です



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行く手左側
美しい景色が見えます

もちろん前方
素晴らしい氷河の景色です




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どんどん氷河が近づいて来ます

どのような景色が現れるかと思うと
気分はワクワクです



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暫く走り広い場所に出ました

湖の向こうに見えたのは
とてつもなく大きな氷河でした



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あたり一面氷河の景色

だれもいません
自分たちだけの静かな世界です



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はもう少しまで
続いているようです

しかし持ってきた簡単な地図には
このは書かれてありません

先がどうなっているか判らないので
この辺りで引き返すことにします



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再度国道一号線に戻り北上

暫く走ると大きな橋
見えてきました

橋を渡り案内版に従い左折
広い駐車場に車を停めました



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案内所の中に入り
ボートのチケットを買おうとした所
チケット売り場は外だと言われました

に出て探しましたが
それらしき建物は見つかりません



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側にいた人に聞いたところ
チケットはボート乗り場の係員から
直接買うシステムでした

係員からチケットを購入

私たちが乗るボート
次の次になるそうです



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かなり寒いけれど
ヨークルサロン氷河湖に浮かぶ
氷河を見て待つことにしました

今までいろんな国で氷河を見ました
こんなにゴロゴロ
氷河が浮かんでいるのを
見たのは初めてです



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待つこと20分余り
やっと私たちの番です

のろのろと水陸両用車
向こうからやってきました



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前の乗客が降りるのを待って
やっと乗り込みます

全員に救命胴衣が渡されました



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いざ出発

車はに向かって
走り出しました



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湖が見えてきました
いよいよ水に入ります



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ザブッンという音と共に
に入りました

当たり前ですが水の上では
普通のボートと同じです



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青白く輝いた氷河の
あちこちに浮かんでいます



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の向こうに
ヴァトナヨークル氷河

天気い為
却って幻想的に見えます



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汚れた氷河が多い中
このは大変美しい



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この氷河は
一際青く輝いていました



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ボートの運転手が氷河の
乗客に水割りを作ってくれました

これが1000年以上前の氷です



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そろそろ終わりの時間です

を小さなボートが誘導して
元の場所に戻ります

素晴らしい景色に感動
寒さも忘れていました



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水陸両用車から降り
駐車場に戻り車に乗り込みます

今日の予定はここまで
あとはホテルに向かうだけです



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ホテルのあるホプンの町まで
60〜70キロほどです



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ホテルまで氷河を見ながら
楽しいドライブです



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ホテルまでの道は
美しい景色の連続



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側は 側には氷河
素晴らしく雄大な景色



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絵になる崩れかけた



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あと一息
ホプンの町に入るはずです



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ホプンの町に入ってきました
入江氷河の素晴らしい景色



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ナビに従いホプンの中心を外れ
7時過ぎHotel Hofnに到着



広い駐車場に車を停め
ホテルに入りチェックイン

今日のホテルは氷河が見える部屋
見えない部屋のどちらかのタイプのみ
もちろん氷河ビューを選びました

部屋に入り窓から外を見たのですが
正面に新しく建った建物
美しさが半減していました



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到着が遅かったので一息ついてすぐ
夕食に出かけました

宿泊客で満席
大変賑やかな夜でした



今日はどうしても見たいと思った所は
途中断念して行けず
大変心残りの日となりました


明日東フィヨルドの景色を見ながら
ミーヴァトン湖まで行きます



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